2016年3月2日水曜日

Googleアナリティクスのコホート分析を使って長期的なコンテンツの貢献度を計測する


コンテンツを作ってもその効果はすぐには現れない。
当月だけではなくその後も再来訪やコンバージョンといった目標に貢献し続けてくれているのかをGoogleアナリティクスを使って可視化する。


コンテンツは広告のように瞬発力は無いが、翌月以降も資産となって蓄積されるはず。
これはSEOも同じで、1ヶ月で決着をつけるには、かなり分が悪いが、測定期間を伸ばして累積で比較すると、意外と貢献度が高かったりする。

〈検証例〉
2016年1月に作ったコンテンツ(ここでは/contents/に格納したコンテンツ群)が集客した新規ユーザーは、翌月の2月に再訪問やコンバージョンとして貢献してくれたのかどうか。

〈定義〉
新規の定義:3ヶ月前までの訪問を見て新規セッションを持つユーザー

〈制限〉
2015/1にユーザーメニューの中に“コホート分析(ベータ版)”が実装されたが、こちらのレポートは計測日を起点に、Max3ヶ月前までしかみることができない。
ただし、このグルーピングはアドバンスセグメントの1つとして使うことができるので、通常のレポートを見る分にはこの期間制限は無い。


当然サンプリングがかかるので、見るレポートによって数値に誤差が出る。
また、あまりピンポイントなグルーピングだと数値が暴れる

〈設定方法〉
アドバンスセグメントで、指定したい期間中の新規ユーザーをグルーピングして保存。

新しいセグメントで「2016年1月>/contents/からの新規ユーザー」を作成

[最初のセッションの日付]
・2016/01/01~2016/01/31

[条件]
・フィルタ:ユーザー、含める
・ランディングページ:含む、/contents/

〈レポート〉
行動>サイトコンテンツ>ランディングページ

・期間指定:2016/2/1-29
・アドバンスセグメント:「2016年1月>/contents/からの新規ユーザー」

1月に/contents/で集客した新規ユーザーの2月の訪問状況がわかる
コンバージョン部分を変更することで、コンバージョンが発生したランディングページもわかる
これを毎月続けていけば、3ヶ月後、6ヶ月後というかたちで貢献推移を追っていける。


[参考]
アナリティクス 日本版 公式ブログ: 新しく生まれ変わったセグメントのご紹介(2013/9/17)