2010年9月10日金曜日

紙のサイズ、A版とB版の存在

幅さん @havahava のtweetが元で、
紙のサイズであるA版とB版の存在やその違いに、すごく興味が湧いた。

今までまったく気にしなかったけど、なんで2種類の規格が存在して、
そしてなぜ圧倒的にA版がデフォルトなんだろうかと。

で、サクッとですが調べてわかったこと

A版はドイツの工業規格で、やはりこちらが世界標準だそうです。
一方でB版は日本独自の規格で、江戸時代の徳川家が使っていたもの。

その寸法がまた面白くて、
A版の基準となるA0版は841×1189ミリで面積にするとちょうど1平方メートルになります。
一方、B版の方はというと、基準のB0版は1030×1456で1.5平方メートルになります。


だから何と言ったらそれまでですが、
なんかぴったりになるところが気持ちいいので。

昔、僕の記憶では小学生の時は、明らかにB版が主流であり、
テストはB4のわら半紙だったし、漢字ドリルはB5版だった気がします。
で、いつの頃からか僕のまわりのすべてはA版に変わっていた。

確か中学生から高校生になるあたりでルーズリーフがものすごく流行って、
透明なケース状になっているバインダーの中に
当時大ファンだった薬師丸ひろ子の切り抜きを入れてカスタマイズした覚えがありますが、
それは間違いなくA4版でしたね。

話しそれましたw

で、なぜA版が主流になったのかを考えたら、
おそらく国際規格ということで、世の中のOA化の流れとともに、コピー機やパソコンなどが普及し、
それとともに日本独自のB版はいわゆるガラパゴスになったんでしょうね。

当時はまったく深く考えずに、小学校はB版を使うもの、ちょっと大人はA版を使うものというふうに解釈してましたが、
たぶんそれは自分の年齢タイムラインがたまたまその世の中の切り替わりタイミングだっただけだったんでしょう。
きっと今の小学校はA版なんでしょうね。子供店長のCMもそこをウリにしてるくらいだし。

それにしても相変わらずうちのオフィスのコピー機の横には、B4やB5の用紙がちゃんと用意されてますが、
これをあえて使う時っていったいどういうときなんですかね。
これはいまでも謎です。